見学から面接。そして採用まで自分で選んだスタッフの卒業。
紆余曲折あったものの、今日までのハッピーエンドに至るまでの数々のエピソードは留まることを知れません。
彼女自身もそうですが、僕自身も成長させてもらえました。
そんな彼女にブログを通じて餞(はなむけ)の言葉を備忘録として綴っておきたいと思います。
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彼女が入ってきた頃ですかね。
まだシャンプー練習しています。
懐かしき初期よ。
そして徐々にその天然っぷりが明らかになっていき
手のひらを光合成させているところを目撃したした時もありました。(なんかずいぶんイジった内容ですが、なんか効果効能あるっぽいです、ごめんなさい)
そして突如として
前髪切っちゃったり。
まあまあオテンバな部分もあり、ほんわかとした彼女の空気感に店の雰囲気は幾度となく助けられたのだろう?と思います。
そんな彼女が半年ほど経ったある日「辞めたい」と話してきました。
度々体調を崩していたりしたのもあり、気持ちも弱くなって続けられるかどうかわからない…という瀬戸際だったんでしょう。
多分僕だったらその場から逃げ出したくなるようなくらいには、参っていたとも思います。
僕は説得するつもりはありませんでした。
彼女はの考えを受け入れて、受け止めて、本当に自分がどうしたいのか?
それを導くように、本当になりたい自分に近づけるように話し続けました。
その甲斐もあってかそれからは「自分で決めたことを続ける覚悟」をし、がんばってくれていました。
こんな話を聞くと「甘いんじゃない?」みたいな言葉が聞こえてきそうですが、僕自身もそれで辞めていくならば仕方ない。と覚悟をしましたし、そうならないように接してきたつもりでした。
たまに特番とかでやっているヤバイ人を更生させて面倒見て一人前にする、みたいなのあると思うんですが、それって自分次第だって思いますし、自分の器の問題で大概のことはなんとかなるんじゃないかって思うようになったんです。
「当たり前」ってその人の物差しなだけであって当たり前レベルはみんな違う。
ということに気づいてからはどうやったら成長してくれるのか?
彼女が仕事を通じて幸せになれるようになる為にはどんなアドバイスをしていければ良いのか?
というのを日々考えて今日にいたりました。
ただ、流石に1年半じゃスタイリストにはなれなかったね。
そこだけは名残惜しい部分ではありますが、「自分で決断したことを自分で曲げずにやり抜く」という何事にも変えがたい「自信」を身につけていってくれたのだと心より信じています。
協力してくれた周りのスタッフにも感謝ですし、そこを乗り越えた本人も一歩大きな成長をしてくれたのでは無いかと思います。
彼女はめでたくもうそろそろ結婚をし、静岡の御殿場にて美容師を続ける(予定)ようです。
もしお近くの方で彼女のことを「面倒見るよっ!」って言ってくれるお店があれば是非ともお知らせいただけたら幸いです。
人生一期一会。
やっぱ関わった人には幸せになってもらいたいんですよねー。お節介なのは重々承知ですし、押し付けるつもりもありませんが…
でも心からこれからの活躍とご多幸をご祈念しています。
愛ちゃん、がんばれよ!
では
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