今夜よりデビューする為の最終テストが始まりました。
smoos'では
ショート
ミディアム
ロング
のそれぞれをモデルを呼びスタイリスト全員で技術面、サービス面、人間力などをトータルで加味して判定するようにしています。
今回は僕から見たデビュー前のテストはどんなことを見ているのか?
をお伝えしてみようと思いました。
美容師さんなら他店の幹部がどんなこと意識してデビューチェックしているのか気になるのかなー?
と思いまして。
なにかのお役に立てれば光栄です。
そしてついさっきのチェックなので非常にリアリティな内容となっております。
モデルさんのBefore
以下テスト後にハッシー(橋爪)に送ったLINEの内容です。
写真付きで全て感じたことを備忘録としてLINEで送るようにしています。
>>>>>>>>>>>>>>>>
■モデルさん来店時の情報
・20代
・胸下ローレイヤーロング
・細毛、猫毛
・巻いたりしない
・ペタッとする髪質
・介護系
■モデルさん希望
・やりたいイメージがない
■美容師からの提案
・レイヤーいれない
・胸位まで切る
・バング左に流す
→全ての施術に何故そうするのか?の説明ができると良い
■カウンセリング
【悩みにフォーカスすること】
・今日髪を切りに来たことには理由があります。その悩みを聞いて解決することがまず第一の優先事項です。それは必ずとも髪の悩みだけとは限りません。→それがカウンセリングでは特に大切です。
■では今回のモデルさんの悩みや特記して気をつける点は?
・細毛で絡まる→何故そうなるのか?どうすれば解決するか?施術?ホームケア?何にフォーカスしてお伝えするか?
・仕事上でほぼ毎日まとめる→まとめた時にもかわいくなるような提案はできていたか?アレンジなどの提案もできているか?(→これはLevel高め)
■気になる点
【技術面】
・ファーストカット時のクロスアウトしての長さの確認をする→ロングだとクロスをしていて長さがわかりにくく、お客様が思っているよりも短くなってしまうなどの間違いを防ぐ為。
・鏡を見せながらの確認→特に希望があるお客様にはマメに確認することが大切。
バングのブローが流したい方向と逆にブローしている→流したい方向に流れないよ…
なぜそう切ったのか?の説明をするとより良い(そうすることで安心感がある)
・セニングの入れ方の意図が見えない
・アウトラインが若干ガタついている
・顔まわり左右の長さがちょっと違う
・シンプルなカットなのでアラが目立ちやすい
・バングが独立してる部分がある
・仕上げがTOPふわっとさせた方がバランス良い
・最初のアウトラインを切る時、リフトアップしすぎて切り直しが多かった
【サービス面】
・ホームケアのアドバイスが出来ていない
・切ってる時に前髪が邪魔そう。どかしてあげても良いのでは?
■良い点
・横に座ってカウンセリングが良い
(目の高さは目線よりちょい下の方が話しやすい)
・マメな気遣い→熱くないか?など、コミュニケーションが円滑。
モデルさんAfter
>>>>>>>>>>>>>>>>>
まだまだ他にもあるのですが、とりあえずはこんなところです。。。
■後書き
とにかく必要とされるスタイリストになって欲しい!という気持ちから自分が出来るアドバイスは全力でしていきます。
もちろん時には自ら考えて答えを出すことも大切だとは思いますし、それはケースバイケースの場合が多く思います。
そしてスタイリストデビュー前でも求めるレベルは高めです。(チェックとは直接関係無くても〔人気美容師になる要素〕を伝える)
だってそうじゃないと困るのはお客様ですし、【女性が髪を切る】ということを軽く考えて欲しくないのです。
約1時間でカット代金でランチに行ったら、相当な高級なランチが食べられます。つまり、美容室にもその価値は求められて然るべきだと思います…
ここで働いて、ここでデビューして良かった!!
と思ってもらえることが至上命題だと思っているので、その為の工夫や仕組みづくりって欠かせないですよね…。
いや本当シンプルにお客さまにも、スタッフにも、会社にも、取引先にも、関わる人にとって『良い店』を作りたい!ということに尽きるのですが…
やることたくさんっ!笑
でもそれはきっと良い店を作る為には尽きないものですし、やることがたくさんあることはそれだけ伸び代があると思うので、少しずつでも山登りをする感じでやっていきたいものです。
なんかハロウィンの夜に全く関係ないブログになってしまいましたが(うちは至って通常営業…)そろそろ今年も終わるので、改めて褌を締めようと思った夜でした。
0コメント